2012.07.04 14:09:56

テーマ:今月の税務

復興特別所得税

昨年12月に制定された復興特別所得税について名前ぐらいは聞いておられますよね。

基本的には、通常の所得税に2.1%を上乗せするものですが、会社の経理はかなり煩雑になりそうです。

半年前ですが予習しておきましょう。

●給与源泉徴収税額

こちらは、25年1月以降用の表が年明けには届きますので、金額を見て差し引いてください。

給与計算ソフトをお使いなら、システムが対応しますので安心です。

25年1月以降に支払う給与のうち、24年以前に支払うべきものである場合は、復興特別所得税を源泉徴収する必要はありません。

末締めで翌20日に払う等の給与規定に基づき1月20日に支払われたものは、平成25年度の給与となり復興特別所得税を源泉徴収しなければなりません。

●預金利息の源泉所得税

受取利息は平成24年までは所得税15%地方税利子割5%の合計20%が差し引かれて入金されますが、経理上は100%の受取利息と20%の税額を計上します。

20%が20.315%の税率になりますので、計算が難しくなります。

利息の計算書がついてくれば良いのですが・・・

《計算例》

【平成24年12月31日まで】

10000円の利息に対して1500円の所得税と500円の地方税を引いて8000円入金

8000円÷80%=10000円 ⇒ 10000円×15%=1500円・10000円×5%=500円

【平成25年1月1日から】

10000円の利息に対して15.315%=1531円の所得税と地方税500円を引いて7969円入金

7969円÷79.685%=10000.627円 ⇒ 10000円×15.315%=1531円・500円は同じ

●報酬等を支払う時の源泉徴収税額

私ども税理士や弁護士等に支払う報酬あるいは講演料や原稿料など、今まで10%の税額を源泉徴収していたケースでは、源泉徴収税額を10.21%(102.1×0.1)で計算します。

《計算例①》

50000円の報酬に対して源泉所得税は 50000円×10.21%=5105円

消費税の2500円を足して 50000-5105+2500=47395円 を支払います。

《計算例②》

100000円の報酬額が手取り額である場合はとても複雑・・・・

100000円÷(100-10.21)%=111370円

110370円×10.21%=11370円

と国税庁ホームページには書いてありますが、これは消費税税込の計算ですね。

報酬がX円だとすると

X×1.05      -    X×0.1021  = 100000円

(消費税込みの報酬金額)     (源泉徴収税額)

0.9479 X =100000円  だから X=105496円となり

源泉徴収税額は105496円×10.21%=10771円ではないかと思います。

どちらにしても、1並びとか5並びとかにはなりませんね。

この復興特別所得税は平成49年まで続く予定ですので早く慣れないといけませんが、

消費税率の改正もあるだろうし、経理担当者さんは当分大変なことが予想されます。

プロフィール

わかくさ会計事務所

〒540-0035
大阪市中央区釣鐘町1-6-6
大手前ヒルズ401

TEL:06-4794-7807
FAX:06-4794-7808

わかくさ会計事務所
わかくさ会計事務所はTKC全国会会員です

携帯電話URL送信

 

このホームページは携帯電話でもご覧になれます。下記の空欄に携帯電話のメールアドレスを入力して、[送信]しますと、携帯にこのホームページURLが送られます。

QRコード